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執筆者の写真mitsuny

相互の関係

こんにちは!

連日暑いニューヨークシティ。夏が大好きな私でもさすがに昨日あたりは公園で陽に当たるのを控えました。いつもなら仕事の合間に近くのマディソンスクエア公園で日光浴をしているのですね。

昨日は暑さに近くのイータリーに行っていつものジェラートを買いスクエアで食べていたのですがあっという間に溶けること。本当に暑いですね。写真を載せますので見てね。

さて、いつもですが愛についての考え方は催眠療法のセッションをする上で基本となってきます。

先日ヨガに行って帰りにいつものお気に入りのカフェに行くと暑いのでドアを開け放っていたのですがカフェの外で黒いリトリバーがチラチラと視線を送っています。

人間でも犬でもこういう時は同じ。視線を察知しますよね。

カフェから出るときにもじっと私の方を見ています。なぜか深いつながりを感じさせる感じなのです。近寄って撫でるとすごく嬉しそうにしています。

飼い主に聞くと男の子だそうで私の顔をペロペロ舐めてきます。本当に嬉しそうです。いつも実は動物にはすごく好かれます。動物はエネルギーに敏感ですから私の良いエネルギーを感じてくれているのかもしれません。

それでふと思いました。こんな風に愛を表現する。こんな風に単純に会えた喜びを表せるのはシンプルだけど素敵だと思いましたね。

それはきっと動物の心、実はこれは脳みそなのですが人間よりももっとシンプルだからだと思います。

そうです。人間は他の動物とは違う知性がありますからシンプルにはいかないのですね。

例えば、犬なら引き綱を持って散歩に行こうというと大喜びします。それがいつであってもですね。楽しいですから。

連れて行こうとして急にドタキャンになって連れて行ってもらえなかったらどうでしょう。人間なら期待させておいて空振りしたらそれはもう次回には一緒に散歩に行きたくないと言い出しかねません。

例のリベンジってやつですね。期待を裏切られたから向こうにもその辛さを分からせようとか。または単純にまた期待を裏切られたくないから行きたくないふりをしたりまたは本当に行きたくないような気分になったり。複雑ですよね。

でも犬は違います。いつも散歩に行きたいのです。期待を裏切られたその負の感情よりも散歩に行けるというこの喜びの方が勝っているのですね。ぜひ見習いたいポジティブさだと思いませんか。

だから犬のような動物が癒しの効果を持っているのかもしれませんね。人間のように複雑な知性を持っていないために許しや受け入れといったような正の効果やパワーを人間よりも発揮しやすいのかもしれません。

さて愛の話でした。私の愛の定義。いつも患者さんには来ていただいたときに披露しているのですが、こうです。

まず、良いところも悪いところも受け入れる。ものごと全て、そしてまた誰にも良いところと悪いところがあります。もちろんこの世にも良いところと悪いところがあります。

完璧などありえないですからね。その良いところも悪いところも受け入れる。これが第一歩です。そしてそれを踏まえて良いところに注目できると素晴らしいですね。

そして二歩目は間違いを犯すこと、それを許すことですね。間違いを犯さない人はいません。それを許すことです。

この辺が難しいと感じる人は多くなってきますね。間違いとは例えばパートナーとか恋人とかがあなたを軽々しい行動や言葉で傷つけたりした場合ですね。

例の犬の話でいくと引き綱を持って散歩に行こうと言ったのに空振りだった場合ですね。そんな時にその期待を裏切られて傷ついたことを水に流すか、良しとするかですね。

もちろんこれは引き綱と散歩の話だけではないですね。良い顔をしておいて他の人と付き合ったとか色々ありますね。人間だとこの辺はドラマが満載です。引き綱は単純で良いなと思う次第ですね。

何はともあれ間違いを許すかどうかこれが第二歩ですね。

そしてそれらを踏まえて最終的に心底気にかけているかですね。これです。この三つが揃っていれば真実の愛と言えるのではないでしょうか。

さて、これをご自分に当てはめてみてください。

ご自分というのはこの世の誰よりもよく知っている存在であり隠し事もありません。一番よく知っている人間だから良いところも悪いところも受け入れる。そして全ての間違いを許すのが難しいのではないでしょうか。

身近のよく知っていて愛している人たちを愛するよりも難しいと思います。

そして最後にそれでも心底気にかける。これが自己愛の完結ですね。

自分を真に愛しているかどうかのテスト。それは自分が愛する家族。例えば子供たちに自分が自分に対してしていることをしてほしいかどうかです。

例えば体重管理であったりタバコであったり飲酒であったり、それだけではなく正しいことをきちんと人に対して言えるか。自分のために勇気を出して主張できるか、とかですね。

これらは自分を愛し自分を大切だと真に思えば自然にできることです。自分が大切な存在であると真に認識するなら自分を一番愛する人を扱うように扱うはずだと思いませんか。

あなたはあなたの愛するお子さんが大きくなったらなりたいと思うような大人でしょうか。そしてあなたはお子さんにあなたのようになってほしいと思っていますか。

自己愛はあなたがあなた自身を一番愛する人として扱うことです。無理をさせたり我慢をさせたり不健康なことはしないはずです。もちろんです。

だって大切な人には大切に扱われる権利があるのです。

そして自分を真に愛する人は本当の愛を知っているのです。それは自己防衛とは違います。痛い目にあいたくないなどという浅い考え方で自分を大切にするのとは違うのですね。

真に自分を受け入れる。そして許す、そして気にかける。自分の一番愛する人と同じような慈しみや寛大さを自分に対して感じているかです。

もしそれができたらきっと誰のことも真に愛することができると思います。

もしそうでないなら催眠療法が効果があります。あなたも自分を真に愛しませんか。

お待ちしています。

素晴らしい1日を!

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